きまぐれな日帰り温泉への旅

歳を重ねてくると過去の歴史にも興味がわくようで
今回は厚岸町の太田地区に入植した屯田兵の足跡を覗いて来ました
 
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奥の方にちらっと見えますのが太田屯田兵屋です
厚岸湾の近場で大きく拡がる台地に位置するこの場所に
明治23年本州の各方面から440戸の屯田兵が入植しました
この建物は入植の前年、当時の標茶集治監(網走監獄の前身)の囚人達が
建てた440戸の内、唯一残存した兵屋番号119番を復元したものだそうです
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今では考えられない程小さな小屋?ですが
開拓当初の環境からしたら結構マシな建物だったんでしょうね
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内部です入口の戸を開けるとすぐ土間で
そこを上がると居間?奥には4畳半と6畳のスペースが有りました
床の間風な場所に掛かる掛軸は清国への宣戦の詔勅でございました
この地からも多数の方々が出兵されたんでしょうね
それにしても、冬は寒そうだよ~ん
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こちらがトイレ入り口、一度外に出て用を足す造り
真冬の夜中に目が覚めても行きたくないなぁ
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こちら裏側(トイレ側)の外観です
流し場からの排水の木樋に懐かしさを覚えるオイラって…
決して明治の生まれでは無いですぅ
 
でぇ ホントは太田屯田開拓記念館にも行きたかったのですが…
冬季閉館の為、残念ですが断念
春が待ち遠しい季節です
 
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途中人気は有るんでしょうが人気のない糸魚沢駅にも寄ってみました
 
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破れたカーテン?がうら悲しさと
JR北海道の予算の無さを醸し出しているような気がします…
 
あっ、問題の古い枕木相当なペースで交換しているみたいですね
ホームから見えた枕木は綺麗な物に変わっていました
 
 
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こちらは根室市にある和田地区屯田入植地
先程の太田地区より早い入植で明治19年から22年にかけて
440戸が入植したようです。きっとロシアの進出に備えたんでしょうね
この建物はその当時に屯田兵被服庫として使われていたものです
アメリカ西部開拓時代の様式で直輸入されたんですって
 
 
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こちらの煉瓦造りの建物は根室市歴史と自然の資料館です
昭和17年に大湊海軍通信隊根室分遣所として建てられましたが
その後、花咲港小学校の校舎として使われた後、現在に至るようです
今でもガッチリとしていて煉瓦ってもつんですね
 
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樺太の日露国境標石がこちらの資料館に保存されていました
菊の御紋側が南の日本領土で後ろ北側には双頭の鷲が彫られています
でぇ欠けている部分は銃弾の跡ですって
樺太は日本が放棄してサハリンとなっていますが
未だに国境線の問題は決着していないようですね
国と国の領土問題って難しいけど
人々の交流は増えるといいなぁ
 
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こちらは花咲の車石でございます
アルカリ粗粒玄武岩だそうです
後ろは海で風が冷たかった。。。夏に来ると良いかもね
 
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ちょっと遠回りになりますが別海町にある
道の宿温泉「しまふくろう」に行ってきました
泉質はナトリウムー塩化物泉らしいです
露天風呂に入ると今時期特有の牧草地からの香りが漂いましたが
これもらしくって良いですよね
 
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でぇ こちらが本来の目的だった?
根室湾中部漁協直売店「かおっと」で手に入る
珍味おおの貝の干物だす
実はこれを手に入れたくって温根沼方面へ足を延ばしたんですけどね
店舗の表側が閉まっていてどうしようかと思いましたが
漁組事務所の方を訪ねると優しそうなお兄さんが案内して販売してくれました
無駄足に成らずによかった
因みに通販もやっていますので食べたい方は勝手に検索してみてください
数量限定だすんでお早めに
 
ちょっと焙って食べると美味しいんだよなぁ~